サラリーマン社長の自己研鑽ブログ

独立・起業を目指す雇われ社長による日々の気づきと学びの記録

モットー:「変化を恐れない」

 今回の住民投票により大阪都構想の反対多数」という結果を受けて、2つ思うことがあった。

 

 

 まず、「相変わらず変化を恐れる人が多いのね」ということ。今のままの行政に満足してるのか?

今回の投票対象が『今の大阪の二重行政システムには満足していますか?』という内容なら迷わずNOが多数になったんじゃないのか。しかし、「実際に自分の住む街が新しいシステムに変わります」というと反対する。

 日本人だからか、高齢化社会だからか、大阪人だったから(?)かわからないが、『現状を変えること』にはすごい抵抗する国民性だとか歴史的背景だとか食べ物の違いだとか理由は知らないが、とにかくそういう人は多い。自分の両親もそうだ。

 自分は両親からもここ数年「あんたはすぐに人や本に影響を受けるけど大丈夫かねぇ」なんて言われるが、確かに影響を受け(変わり)やすい人間だと思う。これは経営者になって心掛けている私のモットーだ。

 会社も人間も、きっと国も、変わらなくてもずっと安泰なんてものなどない。変化は必要なものだといつも強く感じている。自分はもっと成長したいし、もっと会社も成長させたい。それができなければスタッフの皆さんの幸福は叶えられないと確信しているからだ。何かを変えて、問題があれば修正する。大体の場合、少なくとも変える前には戻せる。ここ数年私は会社のスタッフさんには「変わることを恐れるな、ダメだったら戻ればいいし、『これはダメだ』とわかったんだから『失敗』ではない」と言い続けている。

 

 

 そして、もう1つが「投票率低いなぁ」ということ。これだけ未来を変える可能性を賭けた投票に、62.35%の人しか投票しないんだな。※ここでは「やむを得ない理由で投票に行きたくてもいけない人だっているんだ!」みたいな趣旨の異なる意見はどうでもいい。

「なんとなく賛成!」でも「絶対反対!」などではなく『保留』。この人たちはどっちでもいいのかな。というか今回はどっちでもいいなんてあり得るのか?自分が住んでいる地域の行政についてなのに。もはや自分の後の世代の人のことなんて関係ないと思ってるんじゃないかと思ってしまう。

 これまで自分は選挙のたびに「投票率50%か、、今回投票に来ていない人の10%でも入れてもらえたら結果は変わるよなぁ。この無投票の人の1票を取りに行く策がポイントだよなぁ。」と思っていた。

 しかし、今回の住民投票での投票率をみて考えが変わった。「この投票にも参加しないような『無意志・無関心』の人を自分に投票してもらえるように策を講じるより、現時点で自分と反対でもいいから『興味・関心を持っている』人を説得して意見を変える方が早いんじゃないだろうか」と。

 小学生くらいのころ、なんかのドラマかマンガで「『好き』の反対は『嫌い』じゃない、『無関心』なんだ」って表現があって、すごい印象に残っている。きっとこれも同じことなんだろう。『無関心』の人をファンにすることは難しい、反対意見を持っている人にアプローチしたほうがいいのではないか。これはビジネスにおいても自分の今後の考え方を変えるきっかけになった気がする。

 

 

 今度は自分の住む名古屋でも「名古屋都構想の住民投票」に挑戦する人でてこないかなぁ、今の市長と県知事の関係では絶対ないよなぁ。。。